【お題編】音楽が好きなのだ。
こんにちは、ヴェルデです。
季節が急速冷凍って感じですね。みなさま体調崩されていませんでしょうか。お互い気をつけましょう。私はこのまま秋が戻らなかったらどうしようと気が気でないです。秋が一番好きなので。
さて、今回はお題なので、ミッチーさんは(あんまり)関係ありません。
本当は、先週のお題でお風呂について書いて、流れでその次の記事を「ワンダフル入浴」という曲にしようと企んでいたのですが、1週間って早いですね、もたもたしているうちにお題が変わってしまいました。そしてなんと今回ははてなブログ10周年記念のお題だとか。新参者が図々しくすみません。でもせっかくなので書かせていただきます。
さて、私は「好きな曲10選」でいきたいと思います。
もちろん、ミッチーさんの曲、ではなく、本当に好きな曲を雑多に、むしろジャンルや雰囲気がばらけるように選んでみたいと思っています。といっても私、食事も音楽も偏食家で、みなさんのように幅広くいろいろな曲を日々摂取している訳ではないのです。ということでもう、人生レベルで、今まで好きになった曲たちを赤裸々にご紹介しちゃいます。なんだか早速恥ずかしくなってきました。
あ、最初に言っておきます。
めちゃくちゃ長いです!!!!
気になるところだけかいつまんで読んでいただいて全然オッケーです。なんならもう見出しだけでも。
それでは参りましょう。
1. Shinin' Star/及川光博
とりあえず一旦ミッチーさんからいかせてください。すみません。どう頑張っても現在進行形で好きなので入ってきてしまいます。3曲までにします。
こちらはもうすでに記事で触れた通りなので、理由等はぜひそちらを参照していただければと思います。もう一度軽〜くまとめておくと、音作りや歌詞がとても私のツボをついてきて、そしてライブでの振り付けも楽しいので、大好きです。
(記事はこちら)
2. Purple Diamond/及川光博
Shinin' Starとほぼ同率で好きなのがこちらの曲です。でも、とっても新しい曲です。作品群としては最新作というのでしょうか、2020年(だけどギリギリ某ウイルスの蔓延する前)発表のアルバム『BE MY ONE』の1曲目に収録されています。そして、2021年春、1年延期で開催された「及川光博ワンマンショーツアー2021 SOUL TRAVELER」のオープニング1曲目の曲でもあります。アルバムとライブで揃えてきたという形です。これがまさに私の大好物で、今ツアー正真正銘ネタバレなしの一本目の公演から参加したのですが、この曲だとわかった瞬間うれしくてうれしくてたまりませんでした。ゾクッとする素晴らしすぎるオープニングなので、しかもなんとYouTubeでワンコーラス見れちゃうので、貼っておきますね。ぜひ。
MITSUHIRO OIKAWA ONE MAN SHOW TOUR 2021『SOUL TRAVELER』(FOR J-LOD Live) - YouTube
歌詞の内容としては、男女の駆け落ちのようなものが描写されているのだと思いますが、そのまま“ミッチーと……”と当てはめても読めるような感じになっています。そういう曲は結構いっぱいあります。有り得ない妄想をするのは楽しいものですが、そうやって我々を楽しませてくれるのです、彼は。
そして特筆すべきはこのタイトル、実は2019年のツアーのタイトルと同じ*1、ということ。先輩ベイベーさんたちの弁ですが、その2019年のツアーでのインスピレーションを込めた曲になっているのでは、とのこと。というのも、基本的に毎年アルバムをひっさげてツアーをされているのですが、この年はアルバムの発表がなく、新旧の曲を織り交ぜながら、懐かしい曲をやったりしながら、というセトリだったようです。そのツアーの想い出が載せられた特定の曲がない、というのはやはり寂しいものですよね。持論ですが、アルバムのリード曲のように、どのライブ/ツアーにもテーマ曲となるようなものがあって然りだと思います。それを克服する曲になっている(のかもしれない)ということです。
またこのアルバム、及びSOUL TRAVELERツアーのテーマカラー*2は緑(正確にはエメラルド)だったのですが、丁度緑と紫は色相環の向かい側、補色関係。狙っていたかどうかはわかりませんが、すごくいいアクセントになって効いていると思います。
……ヤバイヤバイ、語りすぎ。
3. 意気地なし/及川光博
これでミッチーさんラストです。正直好きな順だとだいぶ悩んでしまうのですが、「10選」であってランキングではないだろう、ということで、好きの中から毛色の違うのをもってきました。
1999年発売のアルバム『欲望図鑑』(すごい名前ですよね、でも傑作です)の5曲目に収録されています。ひとつ前のハレンチな曲(表現よ)からガラッと雰囲気が変わります。*3
こちらはジャンルでいうところの、ジャズです。いや、特段ジャズに詳しいわけではないですが、歌詞にも「甘く流れるジャズの調べ」と出てきますし、ジャズでいいのではないかと思います。違うよという方いらっしゃいましたら教えてください。(他力本願)
さてさて、ジャズといってもいろいろ系統があるかと思いますが、この曲はゆったりしっとりうっとり系です。歌詞的には夜半のバーといったイメージでしょうか。「ギムレット」(カクテルの名前)が登場します。
初っ端、「愛しい人」を「マイダーリン」と読ませ、それがキーワードになっています。流れるようなメロディに滑らかに歌詞が載せられていくのがとても心地よいです。そして切ない。センチメンタルな夜にぴったりですので、そんなときはぜひこの曲を思い出していただいて、聴いてみてください。
4. サクラ咲ケ/嵐
実は、小学校から中学校にかけて、嵐のファンでした。かなりのファンでした。もちろん今でも(幾分ライトに)ファンです。ちなみに櫻井翔くん推しですが、例の件💍についてはなんだかあんまり実感がなく、ともすればすっかり忘れてます。そんなに何かが変わって見えるわけでもないですしね……。
さてさて、このあたりの曲は全部思い出であるし、どれを好きな曲と銘打って書き記すか、本当に難しかったですが、この曲にしました。有名なほうではあると思いますが、知らない人は知らないかなという感じでしょうか。
2005年発売、14枚目のシングルです。年代的に私の知覚するところではありませんでしたが、城南予備校のCMソングだったそうです。いわゆる桜ソング、そして受験応援ソングということですね。ポイントとしては、Rap詞を櫻井翔くんが担当しているところを挙げたいです。嵐の曲でしばしばラップを担当する櫻井くん。ご存知の方も多いとは思いますが、彼こそがジャニーズにラップをもたらした人なのです。ラップパートについては自身で作詞されているのですが、力強くて且つ知性に溢れていて、唯一無二なのではないでしょうか。
超超超個人的には持久走のテーマだったりします。小学校1年か2年の休み時間の持久走タイムで流れていたのがきっかけだったと思いますが、授業のときでも学年が上がっても、頭の中でよく流していました。体力も筋力も運動神経全般ないので持久走は苦痛でしかありませんでしたが、なんとか頑張るための力をくれた曲です。*4
5. モノクロ/嵐
嵐からもう一曲、かなりマイナーなものを。これ、実は、小学生のときからずっと好きなんです。
白い爪痕 浮かび上がる空 水面(みなも)に落ちて揺れる星
この冒頭一行でもう心を鷲掴まれます。
当時の小学生だった私に、表している情景、ないし本当の意味なんてちっともわかっちゃいなかったと思いますが、その幼い頭で素直に思い浮かべたイメージでさえ、綺麗で綺麗で、耽美で甘美でした。そして歌詞だけでなくメロディも音使いも、生まれて初めて耳にするようなものであったし、とっても気に入りました。あ、説明を忘れていましたが、2013年のシングル『Endless Game』の通常盤カップリング曲*5です。翔くんの主演ドラマ「家族ゲーム」の主題歌である「Endless Game」ともども、とにかくめちゃくちゃ聴いていました。DSに入れて。当時の私に「嵐の曲がアルバム曲もシングル曲もカップリングも、いつでもどこでもCD持ってないやつでも聴けるようになるよ」なんて言ったらどんな顔をするでしょう。本当に便利な時代です。
6. キミ色に染めて/シオカラーズ
お次は懐かしい繋がりで、こんな曲をセレクトしてみます。ピンと来た方いらっしゃいましたらぜひ仲良くしてください。
シオカラーズというのは、2015年に発売されたWiiUのゲーム「Splatoon(スプラトゥーン)」の中に登場する、白いゲソ(髪)のホタルちゃん・黒いゲソのアオリちゃんの2人からなるアイドルユニットです。
中学生のとき、めちゃくちゃスプラトゥーンが大好きでした。誕生日プレゼントにWiiUごと買ってもらい、毎日のようにやっていました。ゲームの強さを表すウデマエという制度があるのですが、S+まであるうちの、最高Sまでいきました。この曲はゲームの中で「フェス」というイベントが開催されているときにバトルのBGMとして流れる、ちょっと特別な曲です。聴いているだけでも楽しい思い出が蘇ってきます。
スプラトゥーン2もNintendo Switchで発売されており、持っていますが、そちらはあんまりやり込めていません。さらにさらに、今度スプラトゥーン3も発売されるとのことで、もちろん買いますが、どうやら「原点回帰」が意識されているようで、とっても楽しみです。
7. Don't Stop Me Now/Queen
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は映画館では見なかった人間なのですが(見たいとは思っていた)、今年の夏頃の金曜ロードショーで見させていただき、見事に感化されました。音楽が少しでも好きな人にはほぼ必ず響く作品なのではないかと思います。
この曲は本編ではなく、エンドロールに使われております。実際の本人たちの映像の横にスタッフロールが流れていく形ですね。基本的にとにかくノリノリなところ、しかし緩急があって音楽的に深みがあるところ、そのあたりが突き刺さりました。見終わったあと、曲を探して、見つけて、数日にわたってめちゃくちゃリピートしてました。またちょうど大学が全面オンラインになっていた頃で、課題オンパレードに気が滅入ってめり込んでいた私ですが、課題をやる前にこれを聴いて眠気覚まし&やる気出しをしていました。
というのも。この曲、なんと、「世界で最も幸せな気持ちにさせる曲」だということが科学的に証明されているらしいです。(参照:「最も幸せな気持ちにさせる曲」は1970年代あの名曲だったぜベイビー【研究結果】 | ハフポスト)
ほんとかよ、と思っちゃいますが、現に私もやる気出てますし、そうなのかもしれません。みなさんもお試しあれ。
8. 夢花火/まふまふ
ミッチーさんにどハマりする前は、実はまふまふさんにどハマりしていました。もちろん今でも大好きです!
まふまふさんについて簡単にご説明しますと、主にインターネットで活動されている、公式の言葉を引用させていただくと“稀代のマルチクリエイター*6”です。作詞作編曲、歌唱、楽器の演奏、さらには音源のミックス*7まで一人で行ってしまうというところが、まさに新時代の音楽家なのです。
まふまふさんの原点は、ボーカロイド曲の「歌ってみた」及びボーカロイドを使ったオリジナル曲の投稿です。この曲は2013年8月1日にボーカロイド曲としてニコニコ動画に投稿され、同25日に「自分で歌ってみた」としてセルフカバーも投稿されました。この曲が自身の曲を歌った初めての曲だそうで、ターニングポイントのひとつになっているといえるでしょう。現在の、自分で作って歌うというスタイルに近づいたわけですからね。
まふまふさんの歌詞は難解なものが多いのですが、この曲は男女の悲しい別れ、おそらく死別を描いているものと思われます。また実体験なのではとも言われています。花火の儚さ、物寂しさと悲しい恋を重ね合わせた、切ない、とひとことで言うのを躊躇ってしまうような複雑な心情が描き出されている曲です。
ライブでも聴きましたが、感情がよりダイレクトに伝わってきて、もう感動せずにはいられませんでした。
9. ネバーエンディングリバーシ/After the Rain
そして、そんなまふまふさんと、同じくネット中心に活動されているそらるさんによるユニットが「After the Rain」です。もともと「そらまふ」の愛称でコラボ動画を上げたり、同人アルバムを作ったりといった活動をされていたのですが、2016年、After the Rainというユニットの結成が発表されました。2015年からファンだった私は結成の瞬間に立ち会いました(発表のニコニコ生放送を見ました)。
こちらはファーストアルバムの収録曲で、動画サイトには投稿されていない、ちょっとマイナーな曲なのですが、大好きなので選ばせていただきました。*8
この世には表と裏がある、表があれば必ず裏もあるものだ、だけれども、表も裏も愛せたらそれでいいじゃないか。そんな内容の歌詞になっておりますが、当時の私にとってはまさにパラダイムシフト。そっか、そんな考え方があるんだ……! のオンパレードです。
私の世界を広げてくれた、大切な曲です。
10. 情熱の薔薇/THE BLUE HEARTS
トリを務めていただきますのはこの曲。ブルーハーツ、みなさんご存知でしょうか。いや、絶対に聞いたことはあるはずなんです。なんといっても圧倒的CMに使われ率。なぜかといったら、とにかくシンプルでキャッチーなメロディや歌詞ですので、CMとの相性が抜群なのでしょう。
そして、日本人の心に突き刺さるのです。そう信じています。が、軽音部で、やりたい曲として今まで組ませていただいた2つのバンドで候補に出したのですがぜんっぜんびっくりするぐらい票が入らなくてとても悲しいです。誰か一緒にやろうよブルーハーツ。
いくつもの名曲の中から、こちらを選んでみました。ちょっと前までは「人にやさしく」が一番好きだったのですが、これと入れ替わりそうです。
永遠なのか本当か 時の流れは続くのか
いつまで経っても変わらない そんな物あるだろうか
古文を学んだことのある方なら必ずしも聞いたことがあるはずの、アレですよね。まさに無常観、です。そして、哲学です。哲学なんです。
パンクロックに載せられる歌詞は、哲学なんです。
大事なことなので念入りに。なにが凄いって、シンプルで誰にでもわかるような言葉で、とてつもなく奥深い真理にせまっているんです。そんな名曲が、いくつもあるんです。
私とて全曲聴けているわけではないのですが、検索してすぐ出てくる有名どころだけでも、みなさんもぜひ聴いてみていただければと思います。辛いときの心の支えになるような曲だと思います。
ちなみに私は、母の影響で好きになりました。母は日常生活のふとした単語からブルーハーツの曲に結びつけて歌い出すことができる特殊能力の持ち主です。
脅威の7000文字超……。(白目)
お付き合い頂き本当に感謝です。ありがとうございました。
次回はまたミッチーさんの曲について書きます。アルバム『BE MY ONE』から選んでおります。そしてもっと更新頻度を上げたいです。頑張りましょう。
ちゃお!
*1:正確にはツアーのほうは全て大文字です。
*2:成立したのはどうやら比較的近年のことみたいなのですが、毎ツアーテーマカラーが決められていて、ベイベー男子はその色に着飾ってくるのです。「推し色」文化がグループじゃなく1人なので毎年変わっちゃうような感じです。会場、そして時にはその街すら1色に染め上げられる様は本当に綺麗です。
*3:はみ出さなくてもいい内容ですが曲についての話ですっきりさせたいのではみ出します。アルバムの曲順決めのセオリーとして、似た系統の曲を集めて、全体が流れるようにしていくということがあると思います。が、このアルバムではそうではなく、バラエティ豊かにとにかくかき集めたような、そんな印象を受けます。理由として、「欲望図鑑」という、種々の欲望を集めて著した図鑑だからなのではないか、と踏んでいます。ページを捲るごとに違う色の世界が現れるような……。
*4:余談ですが、タイム測定のとき周回遅れビリで走ってるとなんかすごい最後応援されて惨めになって泣きながらゴールするの、あるあるですよね???
*5:この頃の嵐、というかジャニーズ全体今もそうなのでしょうか? 初回盤と通常盤でカップリングが異なっているのです。
*6:いま公式サイトを確認しに行ったら「何でも屋さん」になっていたのですが、こう書かれていた時期が絶対ありました。ニュース記事には片鱗が見られます。
*7:日頃耳にする音楽というのはたくさんの楽器・パートで構成されているわけですが、音量バランスを整えたり音を加工したりして、ひとつの曲として聴けるようにするための作業です。
*8:最近ようやくサブスク解禁になり、現在は各種サービスでお聴きいただけます! いまYouTubeで無料で聴けることが確認できました!