9. Don't Stop Me Baby
こんにちは、ヴェルデです。
とってもとってもお久しぶりです。
必要に迫られていてもできなかったのに、迫られなくなって書くはずがありませんでした。
でも、愛が爆発しそうになったとき、吐き出す場所に使えたらなと思っています。やはり私はミッチーさんの音楽がいっとう好きなのだと改めて感じているので……。(ネトフリ映画*1をまだ観ていないことからわかる)
さて、そしていま、その時が来たと、そういうことです。
3月11日、及川光博さんのニューアルバム『気まぐれサーカス』が4月27日にリリースされることが発表され、同時に収録曲全8曲のタイトルも明らかになりました。
そこで物議を醸し、あるいは議論を呼んだのが「フライドポテト」(曲名)でしたが、私が目をつけたのはそこではありませんでした。もちろんフライドポテトも気にはなりましたけども。
02.「Don't Stop Me Baby」の文字が、私には輝いて見えたのです。
この時点で、まだタイトルのみで、中身はまったくわからない状態です。
しかしタイトルの文字列だけでもなにかを感じとり、やがて情報解禁の記事*2にて作曲がダンス☆マン氏であることを知ると、それは明確な期待になって膨れ上がります。
というのも、ダンス☆マン氏といえば、再三お伝えしてきました私の最愛曲「Shinin' Star」の作曲を手掛けた御方。この曲の発表が2007年、以来氏の楽曲提供はなかった(はず)、それが今回やっと、ふたたび、彼らの音楽を聴くことができる。
そう思うと本当にうれしくてたまらなくなったのでした。曲タイトルと作曲者だけで。
3月25日、正午*3、スマートフォンを見ていた私は突如として画面上部に現れたプッシュ通知に飛び退きます。
リード曲「気まぐれラプソディ」MV公開、というのです。恐るべきことはなんの前触れもないのです。
慌ててタップすると、MV公開、ならびに、なんと、全曲試聴開始と書かれているではありませんか。及川光博、約2年ぶりアルバム『気まぐれサーカス』から「気まぐれラプソディー」MV公開 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス*4
15時からのアルバイトに向けて準備をしていたところであり、バイト後にじっくりという選択肢もありましたが、気になって集中できるわけがないだろうということでしっかり聴きました。
発売前につきサブスクのリンクが貼れないので試聴できるページをば。
1曲目は、2016年『パンチドランク・ラヴ』の「Punch-Drunk Love」、2017年『FUNK A LA MODE』の「FUNK A LA MODE」、あるいは前述Shinin' Star収録の2007年『FUNKASIA☆』1曲目「FUNKASIA」のように、コンセプチュアルなインストゥルメンタル曲のようです。試聴だけどフル尺。
ただ、上記3つとは違って、アルバムタイトルとはまったく異なる「The Curtain Rises」という曲名になっています。
幕が上がる。ミッチーさんのワンマンショーは現在ホールツアーの形式であり、開演前、休憩中、緞帳を使われています。文字通り幕が上がる最中にこの曲が流れるさまを想像すると……と、本日の本題はここではないのでこのぐらいにして。
わくわくすぎて、おそるおそる「02」の横の再生ボタンをタップすると耳に流れ込んできたのは
Don't Stop Me Baby
いきなりクライマックス
※歌詞はまだ発表されていませんので表記は予想です。
サビ頭に曲名、そして「いきなりクライマックス」。受け止めきれなくて一旦止めました。
ダンス☆マン氏ということで、ノリノリディスコティックダンスナンバーであることは想像できていたはずですが、やっぱりこれは大好きだと、ここで期待が確信に変わります。まだ3秒しか聴いてないけど。
試聴で公開されている1サビ部分の歌詞を聴き取ったものを載せておきますね。
Don't Stop Me Baby
いきなりクライマックス
すでにcan't stop lovin' you, angel
心を繋いで 響きあって
戻れない昨日には
I keep on groovin'
きらめいちゃいましょう
ふたりdance dance in the starlight
愛しすぎて辛いぜ 辛いけどハッピー
最高です 君は最高です
Don't stop it, my love
聴き終えての感想はもちろん「最高です」。これに尽きます。
英語部分も多いので一度で明解することはできませんでしたけれども、とりあえず最高なのは伝わったとそういうことです。
数日の間、この曲だけではありませんが何度も繰り返し聴いては元気をもらっていました。
そしてとうとう4月に入り、月末にはワンマン開幕、という4月1日、なんと、ラジオにて「The Curtain Rises」「Don't Stop Me Baby」の2曲をフル尺で流してくださいました。
ベイベーさん以外で見てくださってる方がいるかは微妙なところではありますが一応ラジオについて軽く説明しますと、福岡のFMラジオ局・CROSS FMにて、毎週金曜23時より1時間放送の「RADIO◎CONNECTOR」という番組内で、及川光博さん担当「キラメキ☆ドレナージュ」というコーナーがあり、常時ではありませんがSeason形式で放送され、今回は10年目にしてSeason11とのことです。コネクター(DJ)はゴシゴシお姉さんこと相越久枝さんで、おふたりの軽快なトークはぎゅぎゅっと濃縮感があって、radikoのタイムフリー機能でじっくり聴き返すこと必至です。福岡のラジオが東京で聴ける便利な世の中で本当によかった。
この日よりキラメキ☆ドレナージュSeason11がスタート、声だけでもわかるごきげんなミッチーさんに、こちらまでにこにこしてしまいます。
裏話もちょこちょこと飛び出す中、楽しいおしゃべりの最後にこの2曲が聴けることがわかると、うれしさに震えました。
インストゥルメンタルが終わると同時に流れ出したドラムパッドの音、それはイントロと呼ぶにはあまりに短く、ラジオだからカットされているのかそういう曲なのかはまだわかりませんが、とにかく心の準備ができる前に歌い出し、否、掛け合いのはじまりです。
かなりの早口で畳み掛けてくるのでびっくりしながらも、「心の準備はオッケーですか?」と問われたので、まったくオッケーではないながらも迷いなく「オッケーでーす!」と応えるその目にはなぜだか涙さえ浮かんできました。
文字量の多い歌詞、リアルタイムですべて聴き取れるわけはないですが、すんなりと心に落ちてくるキーワードと、思わず体を揺らしてしまうビート、幸せなグルーヴに包まれて、とにかく心が満たされた瞬間でした。
radikoでは放送後1週間、タイムフリーという機能で番組を聴き直すことができます。
年度初め、バイトやら履修登録やらで忙しくしていた私は、学校に向かう電車の中でギリギリ歌詞の聴き取りに着手することができまして、帰りの電車で完成。聴き取ったすべての歌詞を載せることは、先駆の方がやってくださっているので、二番煎じになりますので、私は遠慮させていただきます。
本当は聴取期限が終わる前に聴き納めしながらこれを書こうと思ったのですが、8日の回で解禁された「君が好き。」のほうの聴き取りを終えたら、電池が切れてしまったようで、深い眠りに落ちてしまいました。
でも、幸いまだ耳に残っているので、メモした歌詞よりいつも通りポイント(独断と偏見ですが)を抜き出して、気の趣くままに書きつけておきたいと思います。
みんな集合です Get funky!
(Get funky! Get funky!)
思う存分キラキラしようぜbaby
(Go Mitchy! Go Mitchy!)
心の準備はオッケーですか?
(オッケーでーす!)
それでは参りましょう
(Yeah!)
M・I・T・C・H・Y
Let's get god/good tonight
(Yeah hoo!)
まず最初の掛け合いです。
お願いだから事前におうちで録音した私たちの声を会場で流させてください。(技術的な制約)
いやこれは正直ずっと思ってたんです。ただうまくやらないと編集するほうが泡吹いて倒れちゃう案件なのはよくわかるのでわがままは言いません。……でもダンス動画ができたならワンチャンあるのではないかnすみませんなんでもないです。
でも、心の底から、いや腹の底から叫べる日がくるのをしずかに待ち続けるのも、悪くないです。
Wow
まだ見たことない景色
たどり着きたいんだ君と
夏祭りの夕方みたいなfeeling
今日が絶好のチャンス
Aメロに入りまして、この部分、作曲理論には詳しくないのでなぜなのかはわからないのですが、こう、サビに向けての「準備してる感」がすごくして、好きです。
歌詞も、私がお祭り女なので祭り関連のお話をされてると心躍るのですが、最近(なのかどうかは最近しか知らないのでわからないのですが)よくご自身のステージを「祭りだ」と表現されていて、疫病によって祭りを取り上げられただの女になっていた私にとっての救いです。ともすると忘れかけていた「夏祭りの夕方みたいなフィーリング」、思い出せました。なんならそのあとの「今日が絶好のチャンス」で夏祭りの日に思いを告げようとしていた小学生の私まで蘇りました。いやそんな私はいなかったと思いますがそういうシチュエーションに憧れていた私はいたのだと思います。頭の中の景色は夕暮れ小学校の校庭です。
例えば君がどんなに臆病でも
(怖がらないで)
大丈夫さget up
(get up, get up)
つづけてBメロ、さっきよりももう少し、じわじわとサビに近づきながらもやはり準備をつづけている感じがします。そう、出発前の宇宙船みたいな感じです。乗ったことないけど。おそらくスペーシーな音(素直にシンセと言え)が鳴っているからでしょうか……?
そしてここの歌詞はもうとにかく好きです。理枝さんのコーラスあって成立する、しかも寸分違わない呼吸が求められる設計になっていて、ライブで鳥肌を立てるのが楽しみです。
1番もそうなのですが2番も
目まぐるしい日々にうんざり でも
(うつむかないで)
諦めないで
(get up, get up)
心細いとき、挫けそうなとき、ピンポイントでダイレクトに響いてくる即効薬みたいな歌詞、大変ありがたいです。まっすぐな歌詞が沁みるときって必ずあるものですよね。向こう10年このファイトに助けられそうです。
そしてサビです。
心を繋いで 響きあって
戻れない昨日には
なんでしょうかこの、合唱曲みたいな素敵なかわいらしいフレーズは。
そしてここで音階を外してくる(という表現であっているのでしょうか?)のがもうたまらないです。ロマンティックで、直前の合唱曲を吹っ飛ばす大人の魅力を感じます。(?)*5
愛しすぎて辛いぜ 辛いけどハッピー
最高です 君は最高です
2016年「メロディアス」にて、「好きすぎてつらい」と歌っていたミッチーさん。*6
「メロディアス」では、「好きすぎてつらい」以上には言及がありませんが、今回はステップアップして、「つらいけどハッピー」の境地に辿りついています……! いやはや、真理だと思います。そのハッピーを感じられることの幸せよ、と、思います。
生まれ変わっても
ふたりdance dance 新世界へ
来世でもヨロシク♡
(Yeah!)
さて最後にこちら。
現世利益だけでなく、抜かりなく、来世を約束されちゃってます。
この生にはそう遠くない未来必ず終わりが、死が訪れるけれども、そうしたら来世でも巡り会おう、そうすればいいじゃないかという、究極のポジティブメッセージだと思います。*7
さて、このくらいでしょうか。
たいへんです。夜が明けそうです。
遅筆に磨きがかかっていますが、これからまたリアペやらコメペやら小テストやら小レポートやら書かなければならないリハビリになった気がします。気になる本日の記録は、デデン、5600字。〆の言葉で5800です。今回もよく書きました。
それでは、またアルバムが発売になって繰り返し聴けるようになったら、あるいはライブでの演奏を聴いたら、また加筆しに来るかもしれないし来ないかもしれません。新しい曲も、大好きな曲も、のんびり書きます。
ちゃお!
*1:Netflixにて3/24より配信されている『桜のような僕の恋人』に、有名カメラマン・澤井恭介役としてご出演されています。
*2:及川光博|ニューアルバム『気まぐれサーカス』4月27日発売 - TOWER RECORDS ONLINE
*3:ミッチーさんの情報解禁は専ら正午です。理由はあるのでしょうか。
*4:余談ですが、イープラスのアプリに中学の頃からお世話になりつづけているので、そちらのお気に入りアーティストに登録していたおかげでSPICEの記事が公開されたと同時に通知が来たというわけです。ありがたや。
*5:ここ、ニッチな話で申し訳ないのですが、「シンコペーテッド・クロック」という曲の盛り上がり部分に出てくる♪ソソ#ラレラーファレ〜ソー(そう覚えているけどたぶん本当の音階とは違う)っていうフレーズを思い出しました。なぜかって小学校のころ吹奏楽でトロンボーンをやっていたのですが、なかなか活躍できないトロンボーンの珍しき聴かせパートだったんです。一瞬だけれど。ちょっとドキッとするような部分だって言ってたんだったかなあ、記憶は曖昧ですが、大切に吹いていました。
ちなみにあの、イオン系列でおなじみのやつです。この試聴の、なぜこの切り方をしているのかわからないけどちょうど頭のところです。
*6:それを踏まえると表記はひらがなな気もしてきました。男はつらいよだし。(?)
*7:さすが哲学を学ばれた御方。