Step into the groove!

及川光博さんの楽曲を語ります。

【お題編】及川光博の世界 ――「歌とダンス」というエンターテインメント

特別お題「わたしの推し

 

こんにちは、ヴェルデです。

 

わたしの推し(スター)。

まさに書き初めにふさわしいお題だ! と昨年末見たときに思いました。もう〆切日当日ですがなんとか完成させる所存です。

え? 昨日のは? ……昨日のは半分くらい昨年末に書いていたものなので、これが書き初めということにしておいてください。

 

それでは早速本題に参りましょう。

 

卒論と同じで、あまりテーマが大きすぎるとやり切れないと思うので、表題の通り、タイトルを先に決めてしまいまして、つまりは「私がライブで見るミッチー」に絞って、語らせていただきます。

 

「歌って踊る」といって、真っ先に思い浮かぶのは、いわゆるアイドルという人たちではないかと思います。

男性アイドルも女性アイドルも、歌って踊る人たちは多いですね。

及川光博さん(以下、表現したいことの都合上「ミッチー」とさせていただきます)も、歌って踊ります。

しかし、アイドルかというと、そうではありません。(ある意味アイドルだと言う人もいるかもしれませんが……個人的にはそうは思いません。)

 

だけれども、彼の「ワンマンショー」では、歌を歌うとともに、音楽に合わせて踊ることも、きわめて大事な要素になっているのです。

 

それはなぜなのか。

 

私が思うに、「ダンス」というのは、音楽をより楽しむための手段であり、エンターテインメントとしてワンランク上にいける、さらにはそこにいるみんなをひとつにしてしまう、魔法のようなものなのではないでしょうか。

 

忘れてはならないのが、踊るのはミッチーだけではない、ということ。

ステージ上では、ダンサーズが主に2人、そしてコーラスのお姉さん、と4人でフォーメーションをつくっていることが多いですが*1、そういうことではありません。

 

ミッチーだけではなく、お客さんの私たちも、踊るのです。そこがポイントです。

ミッチーが踊る、真似して私たちも踊る。この作業だけでも、ライブを会場で観ることの意味、「参加する」ということを、わかりやすい形で果たすことができます。

それだけではなく、私も、隣の人も、自分の前に見える人たちも、死角にいるであろう人たちも、みんな同じように踊っている、という状況になるのです。(念のため、踊ることは義務ではないのですが、踊っている人が圧倒的に多いので、見た目としてそういう状況になります。)

そうするとあら不思議、「心がひとつになる」感覚を簡単に味わうことができます。

しっかりした振り付けでなくても、音楽に合わせ、ミッチーの言うところの「グルーヴに身を委ね」、身体を揺らしている、それだけのことでも、演者もお客さんも、会場全体がひとつになっているように感じられるのです。

MCでの言葉をお借りしまして、

みんなミッチーを見に来てるんだもんね?

そう、そうです。及川光博ワンマンショーにおいては、全員がミッチーを見るためにやって来ているのです、当たり前ですが。

でもそれって、つまり、味方しかいないし、みんなが同じ目的をもって同じ場所にいるということで、なるほどはじめから心はひとつになっていたのだともいえます。

同じものを見て、同じものを聴いて、同じ動きをしている私たちはそれはもう「同じもの」というわけです。

 

ただ演奏されている音楽を聴くというだけなら、CDやDVD、もっと言えばスマホひとつで事足りてしまうわけです。今は音源でも、ヘッドホンやスピーカーによってとても臨場感を味わえますからね。

しかし、ライブに足を運んで音楽を楽しむこと、その、生音・生演奏であるということ以上の価値、それこそが「参加する」ことであり、ミッチーのワンマンショーにおいて最大限に大切にされているものなのではないかと、私は考えます。

 

「歌」だけではない、「歌とダンス」による魔法がかかったワンマンショー、それが、私の大好きな、愛してやまない、及川光博の世界です。

 

 

 

及川光博の世界 [DVD]

……実は、「及川光博の世界」は、マツコ・デラックスの某番組をもじったもの、ではなく、及川光博さんのMV集のタイトルからお借りしました。ちなみに、内容は、かなりぶっ飛んでます。まさに、ワールド全開ってやつです。

 

ちなみにこのマークは、ミッチーのシンボルマーク的なもので、「二律背反マーク」という名前がついています。詳しい由来までは私は聞いたことがないのですが、グッズにあしらわれていたり、アルバムやツアーのタイトルロゴに組み込まれていたり、ライブ中にミッチーの背後頭上で煌々とかがやいていたり、公式サイトやツイッターのアイコン、ファンクラブの郵便物の封筒にまで、いたるところに存在するので、このマークを見るだけでも「ベイベー」である自覚というか、それこそ仲間意識みたいなものを個人的には感じます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ちゃお!

*1:さらに、ホーン隊など演奏陣もけっこう踊ってらっしゃいます